初めまして、はたらきGUY(@hatarakiguy)と申します。
退職代行を使ったら迷惑かな?いきなり辞めるなんて非常識…?
こういった気持ちを抱かれる方は多いのではないでしょうか。退職代行を使って辞めようか迷っているときに、「上司や同僚に迷惑をかけるのではないか」と悩むあなたは、常識人だと思います。
一方で、相手への思いやりによって、あなた自身の幸せや健康を犠牲にしていることはないですか?
本記事では、実際に部下に退職代行を使われたことがある筆者が、「退職代行を使われた」ときの実体験から、退職代行を使われた側の気持ちを解説します。
<この記事でわかること>
・退職代行を使われた当日の上司の気持ち
・退職代行を使われた2週間後の上司の気持ち
・退職代行を使われた上司が反省していること
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退職代行を使われた状況
私は大手人材系企業でマネジメントをしていますが、自分の部下に退職代行を2回使われたことがあります。
幸い、私の会社は「労働環境を是正する」タイプの会社でして、退職代行を使われることは会社側にも責任がある、というスタンスの会社です。
そんな会社ですから、退職代行を使われた時には「上司の責任」とも言われているように、激詰めされます(苦笑)
初めて退職代行を使われた時には、軽く病みました(苦笑)
入社1か月で、中途入社の女性が退職代行を使って退職
2023年6月、待望のマーケティング経験者として「Sさん」が入社してきました。
業界こそ違いますが、中小企業でWebマーケティングを始める、というときに自ら手を挙げて自分であれこれと動いてきた経験を持つ方でした。
Webマーケティングと一言に言っても、各社によってやっている範囲は異なり、SさんがやっていたのはMAツールを使った「メールマーケティング」と、「Web広告」が中心。かたや私の会社ではメールマーケティングとWeb広告だけでなく、Webサイトの運営やオンラインセミナー、外部メディアへの出稿など、幅広くマーケティング活動をしています。
まずは全社の研修が1週間あり、2週目から配属し、業務をレクチャーしながら実務に触れてもらっていました。
週に2回、私とも1on1ミーティングをして不安なことがないか、わからないことや躓いていることはないか、という会話を重ねていました。
Sさんは1対1では多くしゃべってくれるタイプでしたが、集団になるとほとんど話さず、ランチや就業後に歓迎会に誘っても断るタイプの、所謂「大人しい」タイプの方でした。
仕事自体は真面目に言われたこと以上にやってくれており、自分で勉強もしているなど、上司の私の立場から見ても、「非常に期待が持てるタイプ」でした。
周りからは、「Sさんは馴染めてる?」「歓迎会やらないの?」と心配して声をかけてくれている方もおりましたが、他のリーダーやマネージャーが誘ってもSさんには断られる、という状況が続いていました。
そして6月の最終日、いつものように1on1ミーティングをで1か月の振り返りをして、来月取り組むことを整理して業務を終了したのですが、翌日、急に人事から1通のメールが。
それは「退職代行業者からSさんの退職意思をもらったので、Sさんへの連絡はしないようお願いします」という内容でした。
こうして、Sさんはわずか1か月で、私の部下ではなくなったのです。
退職代行を使われた当日はショックで仕事が手につかない
当日、リモートワークだったため、8時頃から自宅で作業をしていたため、始業時間の9時にSさんが稼働していなかったことに気づけていなかった私は、人事からのメールに驚きました。
すぐに私も上司に連絡を取り、事態を共有しましたが、人事からの指示に従って、Sさんへの連絡はしないことに決めました。
続いて人事に連絡をしたところ、「退職代行業者に、Sさん本人の意思であることが確認できる何かはないか確認中ですが、Sさんはこのまま退職する可能性が高いので、業務引継ぎなどを対応してください」との共有が。
不幸中の幸いですが、Sさんはまだ研修中だったので業務の引継ぎは特に発生しませんでしたが、ショックで他の仕事がなかなか手につかなかったことを覚えています。
後になって整理できたことでもありますが、ショックを受けた私自身が感じたこと・考えたことは、以下の3つについてでした。
・信頼関係が築けていなかったというショック
・残った同僚が受ける影響が気になる
・自分の評価への影響が気になる
それぞれ詳しく解説します。
信頼関係が築けていなかったというショック
1つ目は、Sさんと信頼関係が築けていなかった、というショックです。
「お金をかけてでも退職代行を利用した」という事実が、直接の上司である私には伝えられない、ということを示しています。
1on1を週2回、各1時間話をしており、レクチャーも合わせると話をした時間は15~20時間は話をしたと思います。
それなりに信頼関係が築き始められていると感じていた矢先に、「お前には話せない」という意思表示をされている感覚になりました。
これまで100名以上の部下をマネジメントしてきた経験の中で、ここまで信頼関係が築けていないと実感されられたのは初めての経験であり、ショックな出来事でした。
残った同僚が受ける影響が気になる
2つ目のショックは、「Sさんが入社1か月で辞めた」ということを知った他のメンバー達がどう思うか、です。
退職は連鎖するもので、突然の退職は周囲に動揺と疲労感を与えます。
特に、レクチャーのためのマニュアルを作ったメンバーや、研修をしてくれたメンバーにとっては、自分が費やした時間が無駄になったと、マイナス感情を抱くのは当然です。
まして、退職理由も詳しくわからない退職代行での「即日退職」では、不安を感じるメンバーも多くいるでしょう。「私も辞めてしまおう」と思うメンバーが居ても不思議ではありません。
自分の評価への影響が気になる
3つ目は、自分のマネジメントスキルがなかった、という評価を会社にされるのではないか、という不安感です。
・部下との信頼関係を築けないやつ
・部下の変化に気付けないやつ
・部下を早期離職させたやつ
こういうレッテルが張られてしまい、マネジメントを任されなくなってしまうのではないか、という自身のキャリアについての不安を強く感じたのです。
退職代行を使われた2週間後には気にならなくなる
そうこうしているうちにSさんの退職は人事とのやり取りの中で決まり、Sさんが居ない中での日常が戻ってきました。
実務への影響が出なくなる
入社1か月というタイミングでの退職だったため、自組織内においての実務の影響はほとんど出ませんでした。
レクチャーをする順番として決めていたことを白紙にし、私も他のメンバーも日常業務に戻っていくことで、Sさんが居なかった時と同じように過ごすようになっていきました。
次第に、特にSさんの話題が出ることもなくなり、2週間ほどで完全に元の状態に戻っていきました。
上司だけの責任ではないという会社の理解が得られた
上司とも振り返りをしたところ、マネジメントというよりは「合わない人を採用してしまった」という「採用ミス」という結論に落ち着きました。
Sさんは自分への期待を自分自身で大きくしすぎてしまい、それを上司とすり合わせが出来ていなかった、というセルフマネジメントに課題がある、ということに私たちは振り返りましたが、それを気付けずに辞めてしまったことが心残りです。
マネジメントの問題でなかった、という判断がされたことで、次第に私の心も平穏を取り戻していきました。
退職代行を使われた上司の反省点
2週間が過ぎるころにはショックも消え、落ち着いていきましたが、採用や異動で部下を迎えるときの反省点として、強く意識できるようになったことがあります。
コミュニケーションの頻度を増やすべきだった
1つ目の反省点は、コミュニケーションの頻度をもっと増やすべきだった、という点です。
週3日はリモート、週2日は出社、という働き方をしていたのですが、中途入社の方を迎える場合は特に、「人間関係」で不安を覚える方や「相談できない」という悩みを持つ方が多いです。
私自身は1on1ミーティングでコミュニケーションをとっていましたが、ミーティングの時間だけでなく、日常の中で挨拶や雑談を出来るように、出社の頻度を増やしてコミュニケーションを細かくとっておくべきだったと反省しています。
自分以外の社員と関りをもっと持たせるべきだった
2つ目は、上司と部下との時間が多くなり、同僚と会話をする機会を増やせなかったことです。同僚それぞれからレクチャーする時間を設けて、関わる人を増やすことで、チームやグループの中で、「相談できる」人を増やすべきだったと反省しています。
面接でもっと詳細に説明をすべきだった
人事から代行会社経由で退職理由や何が原因かを聞いてもらったのですが、その回答は「自分のスキル不足で、やっていけないと思ったから」と共有を受けました。
いくら経験者とは言え、入社1か月でバリバリに活躍してもらえるとは思っていませんでしたし、マーケティングの仕事は業務範囲が広いです。いろいろと覚えていく必要がある、ということは伝えていましたが、Sさん自身が思っていた仕事内容と、ギャップがあったのだと思います。
これは、面接時に難易度まで伝えられていなかったことが課題だと分かったので、面接時の反省として活かしていくことにしました。
自分の身を守るために退職代行を使うのは「アリ」
ここまで「退職代行を使われてショックだった」という体験談を記載してきましたが、Sさんの退職代行の利用は私にとっても反省できる機会にもなったのです。
はたらく、ということは双方にとって良い形でなければなりませんし、会社というのは「乗り合いバス」のようなものです。
その時に目指している方向や行きたい場所がたまたま合致して、行先まで一緒に進んでいく。Sさんの場合は、活きたい場所が違っていることに、乗ってから気付いたのでしょう。
だからバスを降りたいと思って、降りた。それだけです。
私が直接「退職したい」と言われていたら、すぐには「OK。退職ね。」とは受け入れません。本当に行きたい場所が違うのか、1か月で判断してしまってよいのか、というすり合わせの時間を設けたと思います。
ですが、そのすり合わせ自体がストレスに感じる人もいますし、別な会社では「辞めさせてもらえない」という場合もあります。
そういったときに、バスを降りる「緊急避難」として自分の身を守るために退職代行を利用することは、私は悪いことだとは思いません。
「相手にショックを与えてしまうかも」という不安に縛られず、自分の意思を大切に、身を守ることを優先してください。
どうせ2週間後には相手もショックだったことを忘れていますから。
おすすめの退職代行サービス3選
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退職代行CLEARは日本労働基準組合という労働組合が運営する退職代行サービスです。法適合の労働組合で、全国5万件以上の退職実績(退職成功率100%)を誇ります。
料金も私が知る中では最安の退職代行サービスで、万が一会社との交渉が必要になった場合でも代理権をもって交渉してくれるため、金額の安さと安全性を両立しているサービスと言ってよいでしょう。
【退職代行CLEARの基本情報】
運営 日本労働基準組合(労働組合)
料金 18,000円(正社員・派遣・契約社員)/11,000円(アルバイト・パート)
対応の早さ 〇(最短即日での退職連絡も可能)
対応範囲 退職意思の伝達/有給休暇の取得申請/退職交渉
24時間対応 〇(24時間365日対応)
支払 クレジットカードまたは銀行振込/前払いのみ
相談方法 LINEまたはメールで無料相談/電話・対面での相談も可能
退職代行モームリ
退職代行モームリは株式会社アルバトロスという民間企業が運営・管理をしていますが、2名の弁護士が業務監修をし、労働組合と提携をしている法適合の退職代行サービスです。
退職代行モームリの特徴は、「利用者の安心感」を最大限重視した利用者目線のサービス提供。
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【退職代行モームリの基本情報】
運営 株式会社アルバトロス
料金 22,000円(正社員)/12,000円(アルバイト)
対応の早さ ◎(最短即日での退職連絡も可能)
対応範囲 退職意思の伝達/有給休暇の取得申請/退職交渉
24時間対応 〇(24時間365日対応)
支払 クレジットカード・銀行振込・コンビニ払い/後払い可能
相談方法 LINEまたはメールで無料相談/電話・対面での相談も可能
その他特徴 転職サポート/社会保険給付金受給サポートあり
退職110番
退職110番は弁護士法人あおばが運営する退職代行サービスです。
弁護士が直接会社とやり取りしてくれるという安心感と、退職意思の伝達以外の「有給休暇の調整・交渉」や「未払い残業代・退職金の交渉」まで代理で行ってくれる点が魅力の弁護士が運営するサービスの中では料金が比較的安いのが特徴です。
また、運営の弁護士法人あおばは労働問題を専門としており、代表の相川氏は弁護士資格だけでなく社会保険労務士の資格も持っており、労働者の権利について熟知していると言ってよいでしょう。
退職意思の伝達だけでなく、会社側への請求・交渉まで必要な場合には、退職110番の利用がおすすめです。
【退職110番の基本情報】
運営 弁護士法人あおば
料金 43,800円(正社員・アルバイト・パート一律)
対応の早さ △(お問い合わせフォームより申し込み後、弁護士より連絡)
対応範囲 退職意思の伝達/退職書類の作成・請求/有給休暇の取得申請・交渉/
残務引継ぎの調整交渉/退職日の調整/残業代・未払い給与・退職金・
慰謝料の請求
※残業や給与の未払い金請求、退職金請求、ハラスメントによる慰謝料、
労働災害保険の申請など、通常の退職代行内容とは異なる
「金銭が絡む請求」については、契約費用とは別に成功報酬が発生。
24時間対応 なし
支払 クレジットカード/前払いのみ
相談方法 電話・メール
その他 退職できなかった場合、全額返金制度あり
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、「退職代行を使われた上司の体験談」と題して、退職代行を使うと、会社にショックを与えてしまうのか?という疑問にお答えしてきました。
退職を考えて色々と不安になっているのであれば、無料相談をしてみることをおすすめします。退職代行サービスは無料相談後に「やっぱり退職しない」という結論を出してもOKなので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
退職代行サービスのおすすめランキング15選を以下記事でまとめています。よろしければ合わせてお読みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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